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新型コロナウイルス、ある軽症者の療養記録 [生活]

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先日、新型コロナウイルスの陽性が発覚し、療養生活を送ったので、その内容を記録がてらにまとめておきたい。結論から言うと、重症化することなく、咳と微熱の軽症のまま療養期間を終えたが、その後数日は症状が出たりでなかったりが続いた。

■発熱以前
・軽いのどの痛みと咳の症状。熱は無し。咳がなかなか治らず厄介さを感じながら、しばらくだましだまし過ごす。

■発症初日(検査日から二日前)
・咳に加え、朝から37.7度の熱が出る。こりゃいかんと、近所の呼吸器系クリニックで受診。血中酸素飽和濃度や呼吸音から肺炎の所見は見られず、そのクリニックで検査を行っていないため、コロナ検査はせず、いったん解熱剤や咳止め等の処方で経過観察することに。

■発症二日目(検査日前日)
・薬を飲むも咳と熱の症状が続く。前日にかかったクリニックに一応電話で相談。薬を飲んで1日なので症状がおさまらないことは当然あるも、不安なら発熱センターに連絡して検査等する医療機関を教えてもらってはどうかとアドバイスをもらう。この日は様子を見ることにする。

■発症三日目(検査日)
・朝から37.6度の熱。咳の症状も改善せず。こらあかん。そのため発熱センターに電話し、昼頃、紹介を受けた総合病院でコロナのPCR検査実施。数時間後に病院よりコロナ陽性発覚の連絡アリ。発症日は発熱の始まった三日前と推定される。

■発症四日目
・熱は平熱と微熱をいったりきたり(35度台後半から37度台)。身体はちょっとだるい。咳はやや治まってるが、電話で話したりするとすぐむせる。食事はできるが、食欲が明らかに落ちている。脂物が入らない。全体的に、悪化はしてないがよくなってもない。
・保健所から連絡が来て、ホテルに空きがないため自宅療養を指示される。その他、パルスオキシメーターの送付や、配食サービスなど療養について連絡を受ける。

■発症五日目
・熱が38.2度まであがる。解熱剤を飲み忘れた結果と思われる。解熱剤無ければ、4日経っても熱は高いままというのがなかなかしぶとい。咳とだるさは変わらない。座って作業や思考に集中できる感じではなく、仕事や読書はちょっと難しい。パルスオキシメータが自治体から送られてきており、今のところ要注意とされる95まではいかず、96~7で推移。症状自体は重症とは程遠いと思うが、これはじわじわ心身削ってくる感じがする。
・保健所からの定期連絡

■発症六日目
・微熱、咳、関節の違和感も消えない。検温にも関わらず、引き続き熱が出ている状況なのだろう。酸素濃度は97。症状は悪化もしてないが改善しない。
・保健所からの定期連絡

■発症七日目
・平熱と微熱を行ったり来たり。心なしか、咳とかが少し楽になった気がしないでもないが、電話口ではやはりむせる。
・保健所から療養用のホテルの部屋が確保できたと連絡があり、翌日からホテル療養へ。

■発症八日目
・ホテル療養開始。午前中、自治体の送迎で約一時間程かけてホテルへ。
・ホテル療養では、朝夕に自分で検温と酸素濃度測定を行い、記録しておく。毎朝保健所より電話があり、検温と酸素濃度の報告。食事は弁当で、三食。時間になったらアナウンスがあり、配布場所まで取りに行くスタイル。飲み物もその場で配布される。
・熱は平熱。咳が残る。このまま軽快してくれればいいと願う。

■発症九日目
・ホテル療養継続。
・症状に大きな変化はない。熱は平熱、やや咳。
・夕方、保健所より翌日のホテル退所の連絡。

■発症十日目
・ホテル退所。最寄り駅までタクシーに乗り、電車で帰宅。帰りの交通費は自費。
・症状は平熱、咳がやや残る。
・一応、厚労省の定める療養期間は終了した扱いとなる。
(発症から10日経過かつ症状軽快から72時間)

■以後数日
・微熱と咳が断続的にくる。病院に相談も、コロナというより、コロナで抵抗力が弱ったための風症状ではないかということで数日静観。
・以後、とりあえず症状は軽快で現在に至る。

時系列的には以上。幸いなことに重症には至らなかったので入院はしなかった。

症状については時系列のとおりだが、その他もろもろの感想については、
 ・最初の7日間は薬を飲んでも何しても症状が軽くならないので、ひたすら不安
 ・重症化するもしないが、ある程度リスク要因はあるにせよ、ほぼ運でしかなく不安
 ・ちなみに酸素濃度が95切ったら保健所へ連絡、症状が辛ければ救急車をと保健所より指示
 ・ただでさえ無能なのに、仕事に大穴を開けてしまったので、ここも不安
と、とにかく身体もだけど心の不安が厳しかったように思う。また、味覚障害もほとんど出なかったが、熱と咳により食欲が無くなるのと、敢えて言えば塩分をやや強めに感じたような気がした。

ちなみに、一人暮らしの自宅療養で、しかも軽症だと、日用品の買い出しがどうしても必要になる。3日に1度は外出せざるを得なかった。保健所からは無料の配食サービスも紹介されたが、3~4回ほど連絡してもつながらず、あきらめた。

保健所の対応は、土日も含めて毎日連絡してもらったし、むしろ良くしてもらったと思う。ただ、折り返しを避けるためだろうか、非通知着信で電話が来るので、最初はちょっと意味が分からなかった。また、寝ているときに着信が来て出られなかったときも、それが保健所かどうかわからなかったのは、やはり違和感があった。

なお、コロナ療養の証明としては、保健所から就業制限通知という書面が来るとのこと。ただし、事務処理の都合上一か月程度はかかるみたい。また、自費保険や、健康保険の傷病手当の対象になるそうである。

そんなわけで、新型コロナウイルス(COVID‐19)、ある軽症者の療養記録なんである。



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