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同居寸考、秋 [日常]

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独り暮らしといえば独り暮らしなのだが、
同居している生き物がいないでもない。

まあ、ハエトリグモのことなんですが。

体長1センチくらいで、巣を作らないタイプの蜘蛛。
壁を這っていることが多いが、ときおり、かなり近くにもやってくる。

なぜか憎めずその様子を見ていると、全体的に黒いフォルムで、
ゴロゴロとした大きな黒い瞳。小首をかしげるようなしぐさをしながら、
先端の白い前足?触覚?を自分の顔の前でシャワシャワと動かしている。

何を考えているのだろうとつらつら眺めていると、不意に、まるでワープでも
するように跳ねて、気がつけば数センチ先にいる。

かなりスゴイ。

調べてみると、どうも、アンダソンハエトリグモという種類らしい。
ハエやゴキブリなどを食しているとのこと。

確かに、部屋でコバエはあまりみないかもしれない。

もちろん、餌をあげて飼っているわけではないし、懐いているわけでもない。
かといって、憎たらしいわけでもない。カワイイとすら、言えなくも無い。

ともあれ、お互いの生活圏をうまく尊重しあっているという認識。
もっとも、向こうがどう思っているかは、知る由が無いのだが。

虫の声が
骨身にしみる
独り部屋
我泣き濡れて
蜘蛛と戯る



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