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4コマ漫画で話題。元原子力安全委員長の本当の責任は? [その他]

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元原子力安全委員会委員長の班目氏のインタビューが印象的だったのでシェアします(末尾)。

現在、福島第一原発事故時の様子やその際の率直な心情を描いた4コマ漫画が話題になっている班目氏。政府の姿勢の限界を指摘したり安全委員会の諸先輩を批判したりするその様子からは、事故の当事者という意識がやや希薄ではないかと感じることは否めません。

確かに、原因究明よりも責任追及を求める世論や、本来蓋然性の判断と決断であるべきリスクについて、有無と是非だけが声高に議論される現状も含め、原発事故の原因究明と再発防止対策に関する日本人の自浄作用への絶望も、理解できないわけではありません。

ただ、原発の再稼働が政治的に進む国内事情に加え、新興国を中心に海外での原発の建設が進むこと、国内外の老朽化した原発のメンテナンスや廃炉など、原子力技術の必要性が無くなることはないでしょう。

廃炉や危機管理も含めた原子力技術で世界に貢献することが、原発事故を経験した日本の責任ではないかと、個人的には考えます。福島の原発事故を起こしたのも日本人ですが、もっとすごい事態になっていたかもしれないところを、「よくぞあそこで収めた」のも日本人です。

いたずらに世を慨嘆するのではなく、必要な原子力技術をいかに維持し、普及できるか、政府の危機管理体制をいかに改善するかが問われます。事故対応を経験した貴重な専門家である班目氏の責任は、むしろ今後にこそ果たされるべきではないでしょうか。

【参考インタビュー】
http://blogos.com/article/177441/



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