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アイドルは構造的にハイリスク?女性の刺傷事件について [事件]

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東京都小金井市で発生した芸能活動をしていたという女性の刺傷という痛ましい事件。それに関するとあるブログが興味深かったのでシェアします。

【参考ブログ】
http://blogos.com/article/176465/

ブログでは、「アイドル」という芸能ビジネスについて、「アイドルというキャラクター」が商品であり生身の人間に関係性を求めるのは異なるという大前提を紹介しつつ、現代のアイドルが、キャラクターだけでなく、SNSやブログを用いた「関係性」をも商品としており、かつ「会えるアイドル」などの売り文句でそのことが助長されている点を指摘しています。

もちろん、関係性も商品だからといって、生身の人間に対して交際あるいは距離感を縮めることを一方的に求めることはビジネスの範囲外であり、それへの不満足を理由とした生身の人間に対する犯行は、決して許されるべきではありません。しかし、「関係性」までが商品になると、人間の感情として、それをビジネスと割り切ることが難しく、ファンには高度な自制心が必要となります。ブログでいう、「高リテラシーを要求する商品」となるわけです。

さて、多くの芸能事務所は、おそらく、「高リテラシーを要求する商品」という自覚の無いまま、アイドルのプロデュースを進めているのではないかと思われます。

大きな事務所であれば、そしてアイドル自身が売れっ子であれば、商品価値の維持として警備なども含めた危機管理は行き届きやすいでしょう。しかし、アイドルのプロデュースは零細事務所も少なくなく、そしてアイドル活動をする人々も様々です。そのため、多くのアイドルは、構造的な意味で、今回の刺傷事件のような「関係性」を巡るトラブルのリスクに、高いレベルで晒されていると考えられます。

アイドル活動やそのプロデュースは、できる限り自由に行われるべきであることは言うまでもありません。しかし、高いリスクがある状態を放置し、第二第三の痛ましい事件が起きることは、誰も望まないでしょう。「高リテラシーを要求する商品」は他にもあるはずであり、業界や商品の特質により、それなりにリスク軽減措置が取られているはずです。

アイドル業界にも、何らかのリスク軽減措置とその普及を考えなければならないのかもしれません。



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