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ムネオ氏と乙武氏、まともなのはどっち?

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ベビーシッターが2歳の子供を虐待しさせた事件で、鈴木宗男氏と乙武洋匡氏が論争をしています。

詳細は以下URL参照として、鈴木氏がベビーシッターに預けた母親の認識を最初に問題にしているのに対し、乙武氏は不確かなベビーシッターに預けざるを得ない社会の現状とその改革を問題視しており、どこまでも議論は噛み合いません。

それなりに著名なオピニオンリーダーであるはずの二人が、議論をかみ合わせられないのが、日本の言論を巡る暗澹たる状況を象徴しているのではないでしょうか。鈴木氏も、「今回の事件を機に何よりも安全・安心について法整備等していかなくてはならない。」としており、その意味では乙武氏の見解と違いは無いはずです。一方乙武氏は、本件母親の心情については具体的な発言をしていないものの、母親の注意が欠けているなら、それを全面的に肯定する趣旨ではないでしょう。

その意味では、両者には現状に対する問題意識がある点では、共通しているはずです。そうであるならば、鈴木氏は乙武氏に対し、変革すべき制度面の考え方を披歴するべきだったし、乙武氏は鈴木氏に対し、より現代的な母親の考え方を鈴木氏に紹介すべきだったのではないでしょうか。

どこまで意見が共通して、どこからが相違点であり、それぞれのどう考えれば社会の改善につながるのか、オピニオンリーダーたちの論争では、単なる言いっぱなしではない、高度な次元が求められると思います。

http://blogos.com/article/82747/




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