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事実は一つ。では真実は? [その他]

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一方から見れば、「違法な天下りの推進」だし、
もう片方から見れば、「面倒見のよさ」。

一方から見れば、「破廉恥な出会い喫茶の常連」だし、
もう片方から見れば「真摯な貧困調査」。

一方から見れば、「岩盤規制の温床」だし、
もう片方から見れば「行政への介入を守った」。

面白いのは、いずれも事実は同じだということ。
見る視点が異なるから、評価は180度異なる。

誰もが、自分ないしは自分の意見に同調する視点が唯一のものだと、
考えがちなのではないか。

とはいえ、自分と異なる視点の人も、この世にはたくさんいて、
別に彼らが悪の権化というわけではない。

大事なのは、自分がどの視点にいるのか自覚しておくことと、
その視点が唯一絶対のものではないと認識しておくことだと思う。

互いに自分の視点をずらしてみれば、異なる視点同士で、
意見が一致するところを見出すことも不可能ではないはずだ。

もっとずるく立ち回るのならば、それらをわきまえた上で、
相手や目的に応じ使い分けるのが よろしかろう。

ミステリーでは、真実は一つといわれるが、どうもそれには懐疑的だ。
実際は、事実は一つで、真実は視点の数だけあるのではないか?

そんな藪の中めいたことを考えた今日この頃なのです。



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