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「保護なめんな」はどこまでアリか?小田原市のケースワーカーのジャンパー [事件]

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神奈川県小田原市の生活保護担当のケースワーカーたちが作ったジャンパーの記載が、話題になっています。エンブレムには、「保護なめんな」とローマ字で記載があり、その他、「我々は正義だ」「不当な利益を得るために我々をだまそうとするならば、あえて言おう。クズである」などの表現があったとされています。

生活保護受給者への不要な威圧になっているとの専門家の批判などがあったことから、市は事実関係を確認した上で、着用を禁止しました。背景には、10年ほど前に担当職員がナイフで切り付けられる傷害事件が発生したことなどから、部内での士気を上げる目的があったなどと説明されています。

確かに、それらのジャンパーの記載は適切ではないと思います。また、ケースワーカーの方々も、本当に困っている人には、きっちり手を差し伸べたいと考えているはずです。このような記述はそんな思いを誤解させてしまうことになるでしょう。自治体の対応は、当然かつ妥当です。

一方で、生活保護などの対応には、介護や接客業などと同じ、感情労働の側面があると思います。また、現場だからこそ、不正受給に対する憤りもあったことでしょう。ケースワーカーの方々には、そのようなストレスがあったことが推測されます。

過剰ないしは不当な要求への対応の具体的な線引きのような感情労働へのケアや、悪質な不正受給への厳格な罰則など、職員個々人や現場の対応だけでなく、組織的、制度的な対応も必要だと思います。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170118-00014972-kana-l14&pos=2


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