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ベルギーは「テロの温床」?!課題はいかに「抜け穴」を塞ぐか。 [国際]

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ベルギーのブリュッセルで発生した連続爆弾テロは、30名以上の死者と180名以上の負傷者を出す大惨事となり、邦人でも負傷者が出ました。改めて被害にあわれた方にお見舞い申し上げるとともに、被疑者の検挙を願い、また日常生活の迅速な復旧をお祈り申し上げます。

さて、本件、ISが事実上犯行への関与を認めたとされていますが、比較的治安がよいと日本では考えられている西欧でのテロに、驚きを禁じ得ません。一方で、末尾参考記事によれば、ベルギーの首都ブリュッセルの近郊都市がすでに国内外で「テロの温床」と報じられてきた事実を指摘しています。

ISへの渡航者や協力者が多いこと、イスラム系住民の急速な流入増加に伴う人口構造の変化、失業率が高く若者の不満が高まっていること、武器などの密売の横行など、日本人が持つベルギーのイメージとは大きく異なるものです。加えて、フランス語圏とオランダ語圏の対立からくる政情の不安定化や、それに関連する警察等の法執行機関の弱体化も、テロを誘発するものと考えられます。

治安維持能力は、その国の国内問題だけではありません。かつてアルカイダがパキスタンやアフガニスタンで勢力を伸ばしたように、またイスラム国がイラクやシリアで台頭したように、治安維持ができない国や地域はいわゆる「抜け穴」としてテロ組織の拠点に利用され、被害を拡散させることになります。

「抜け穴」を塞ぐため、ベルギーのテロ対策強化を期待するとともに、日本としても情報共有などの国際協力を進めなければならないでしょう。また、日本やその周辺国がテロの「抜け穴」にならないよう、治安対策への継続的な投資が必要になると思います。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160323-00000002-wordleaf-eurp


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