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最低時給1500円は実現するか?賃金上昇トレンドを作るために [労働]

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3月20日、新宿で最低時給1500円を求める街頭活動が行われ、経済学者や野党幹部も参加し、盛り上がりを見せたようです。ちなみに東京都の最低賃金は、2016年3月22日時点で、時給907円。それと比べると1500円はやはり破格です。就業者の多くを吸収する中小企業の収益構造を考えると、最低賃金をいきなり1500円にするのは、経営的にかなり難しいはずです。

しかし、経済成長の果実が賃金上昇に結び付かないという批判は、物価上昇に伴う実質賃金低下と併せ、根強いものがあります。今回街頭活動に参加された方には、おそらく経営者や政党の幹部もおられるでしょう。そこでまずは、彼らの組織で雇うアルバイトの時給を上げてみるのも、一興ではないでしょうか。

さて、個人的には、現状、労働市場の需給ひっ迫に伴う賃金上昇をもう少し待ってもよい場面かなとは思います。ただ、1500円まではいかなくても、賃金上昇圧力を政策で促進させるのは悪いことではありません。マクロ的な賃金上昇というトレンドがはっきりすれば、消費に好影響を与えることは間違いないでしょう。それによって企業業績にも良い効果をもたらすはずです。

オイルショックや円高、リーマンショックなど、経営を直撃する外的事情に対し、日本企業は知恵を絞り、設備投資などを通じ、生産性や収益を上げる努力をしてきました。人手不足や賃金上昇も、企業として本腰を入れて対応すべき問題だと思います。

【参考】
http://blogos.com/article/167876/




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