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消えた8兆円。年金基金は大丈夫? [経済]

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130兆円を超える年金基金を運用し、世界最大の機関投資家とも言われるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)。その2015年7~9月の運用損失が約8兆円にのぼることを公表し、注目を集めています。

報道によれば、それまで国債を中心とした債権の比率が高かった運用先を、2014年10月から、国内外の株式の比率を増やす方針に変えたとのこと。背景には、利率の低い債券を中心とした運用では、嵩む年金支給額の増加を賄うことが難しくなってきたことがあります。

方針変更やリスクに際しては、国会でも議論になり、閣議決定を受けた政府答弁も出されており、報道はともかく、リスクに関しても説明はされてきたところです。

8兆円の損失という金額には驚きますが、他の四半期を含めた年度での運用益はプラスの見通し。また、年ごと、時期ごとの浮き沈みはあっても、2001年からのGPIFの累計運用実績は、50兆円のプラス。その意味では、4半期ごとの運用実績に注目はしても、当面は、一喜一憂する必要はなさそうです。

やはり根本の課題は、年金支給額の増加傾向であり、年金負担者の減少でしょう。株式比率の増加やリスクはその対応策に過ぎません。所得や資産に応じた支給額全体の抑制や、年金を支払う現役世代の稼ぐ力の向上など、持続可能な制度づくりが求められています。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20151201-00000907-fnn-bus_all


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タグ:年金 GPIF 8兆円
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