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岐阜屋、朝酒、きくらげ玉子 [食べ物系]

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新宿西口を背に右、地上に出て道沿いに数分歩くと、思い出横丁が見えてきます。焼き鳥や煮込みを売る店がひしめき合う小さな通り、通称ション横(ションベン横丁)などと言われることもある地域ですが、新宿をふらつくなら、ここも押さえておきたいところ。

かめやの天玉そばもよく、つるかめ食堂のソイ丼も珍しく、ウナギ串のカブトは美味しく、冬場の安兵衛のあんこう鍋も悪くないですが、一番よく行くのは、岐阜屋です。横丁をぶち抜いた作りの中華料理屋。野菜たっぷりのタンメンのコスパの良さときたらなく、だいたい30~40秒で出てくる蒸し鶏はビールや酎ハイのアテにもってこい。刻みナルトの入ったチャーハンが中華鍋を踊るのを見れば胸が躍ります。

朝九時から開く岐阜屋の醍醐味は、やはり朝酒ないしは昼酒でしょう。昼過ぎから混みだすカウンターも、午前中は比較的空いていて、まず蒸し鶏を頼み、チューハイあたりを片手に、肴を物色するわけです。いろいろ悩みはするものの、きくらげ玉子炒めに落ち着くのが常。玉子のふわり感に癒されながら、大ぶりのきくらげの歯ごたえが楽しい一品。炒める仕上げにペットボトルからふりかける得体のしれない液体が、味の決め手なのかもしれません。チューハイがきらめくように喉を駆け抜けます。

朝酒のよいのは、ほどよく酔っても日が高いところ。そうそう毎週というわけにはいきませんが、予定の無い休日の朝、寝るのも惜しいと思ったら、ふらりと新宿で朝酒を楽しむのもまた、悪くは無い過ごし方なのです。



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