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日本の政治教育には「リアル」が欠けている?二つのアプローチ [政治]

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18歳からの選挙権を巡るコラムについてシェアします。

【参考コラム】
http://blogos.com/article/181284/

筆者は、学校での政治教育についてリアリティと魅力が欠けている旨指摘しています。政治的中立性の要請から、教師が具体的な政治家や政党の政策を扱うことができず、議員定数や選挙制度などの建前論に終始せざるを得ないことが理由です。一方、他の先進国では先生同士が政治的信条が異なることが珍しくなく、様々な先生のリアルな考え方に接することで、政治が決して一つの答えではないことを理解させるとともに、興味を持たせているとのことです。

確かに、選挙権の年齢や議員の定足数などの無味乾燥の制度を教えるだけでは、政治に興味を持たせることはできません。その意味では、筆者が提唱しているように学校の先生方が自己の信条に基づいて政治討論を行ってみせるのも一つのやり方です。

ただ、政治のリアルさを教えるなら、「大人」の政治について学ばせるだけでは足りないかもしれません。具体的には、学校内の身の回りの問題を、政治制度的に、すなわちルールと説得と多数決で解決する仕組みを覚えさせることも重要ではないでしょうか。

社会全体の課題解決を目指すのも政治ならば、学校内の生徒たちの課題を解決するのも、やはり政治です。自分の昔を振り返ってみても、多くの生徒にとって、教師の権威や、クラスの有力生徒の発言、クラスの集団力学によって問題解決がなされているのがクラス内政治のリアルだったはずです。当然、そこにはルールと説得と多数決はありません。政策や政党の考え方を生徒に近づけるアプローチと同時に、生徒たちの現実を民主主義的な制度に近づけていくアプローチも、大事な政治教育だと思います。



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