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大阪府警の事件放置最終報告。改善のカギは? [警察・刑事手続]

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大阪府警で事件捜査が放置されていた問題の最終結果が公表されました。重複計上を省いたために放置件数自体は減ったものの、凶悪犯罪も含まれていたことから、改めて今後の対応が問われることになりそうです。

事件の捜査放置自体が不適切であることは間違いありません。ただ、このような調査がなされ、その結果が公表されることは、一定程度評価すべきだと思います。ちなみに、少なくとも10年位前は、各警察署の事件管理は紙の書類と担当者の口頭だけで、緊急性のある事件が重なったり、担当者が異動したりで、引継ぎが疎かになるリスクはあったと思いますし、現在でも状況はそう大きく変わっていないのではないかと推測します。

もちろん、警察組織の特殊性や個々の警察官の怠慢を指摘するのは簡単です。しかし、問題なのは、個々の事件の放置そのものだけではなく、それが発生しやすい状況を改善できないことにあるはずです。

中小企業も含む多くの民間企業でこのようなリスクを放置すれば、顧客への営業チャンスを逃し、多くの機会損失を発生させてしまうことになるでしょう。そこで、顧客管理ツールやグループウェアなどに投資をして、営業をかけるべき顧客の放置を防いだり、従業員の業務状況を把握したりしています。セキュリティの都合でそのままでは導入できないとしても、警察を含む公共機関で業務管理を効率化する仕組みを、もっと積極的に導入すべきではないでしょうか。

これから労働人口が減少する日本で、公共部門を効率化してできるだけ少ない人数で回す必要性は、大きいと思います。奇しくも政治では補正予算が議論されていますが、公共部門の効率化に向けた投資も進めていただきたいものです。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160701-00000009-asahi-soci


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