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中小企業は賃上げの夢を見るか? [労働]

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経団連などの経済団体の新年パーティーで、大企業の代表が相次いで賃上げに前向きな発言をしたほか、黒田日銀総裁が連合の新年交歓会で労働組合に対し強気の賃金交渉を促す異例の発言をしたと報じられました。

企業の内部留保の蓄積や株価の上昇に比べ賃金の伸びが低い現状、一般論としては、歓迎できる流れだと思います。ただ、記事にも指摘があるように、日本の個人消費の多くを占める中小企業の労働者の賃金にどこまで好影響があるかは未知数です。大企業の賃金上昇により人件費コストが上昇すれば、更なるコストカットで中小企業にしわ寄せが来る可能性だって、否定できないでしょう。

その意味では、大企業の賃上げを喜んでばかりもいられません。

また、大企業の業績改善や賃金上昇を中小企業に波及させるには、単に下請けの値下げ圧力を緩和するだけでは足りないと思います。大企業の設備投資において、中小企業の持つ技術やサービスを新規に積極活用することで、中小企業の業績を改善させることが必要ではないでしょうか。

下町ロケットではないですが、日本の中小企業には様々な良質な技術やサービスが眠っていると思います。大企業がそれらの良質な技術やサービスにアンテナを張るとともに、中小企業も、自社の製品やサービスをアピールするためのマーケティングやセールスの力が、必要な時期なのかもしれません。いわゆるトリクルダウンがあるとしても、座して待っているだけでは、やはりいけないのだと思います。

【参考ニュース】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160105-00000091-mai-bus_all



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