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FRBの利上げに関する初歩的な理解と感想 [経済]

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16日、米FRB(連邦準備制度理事会≒中央銀行)が約10年ぶりの利上げを決定しました。そんなアメリカの利上げについて、分かりやすく解説した記事があったのでシェアします。

【参考記事】
http://diamond.jp/articles/-/78124

一般に、中央銀行が利上げをすると市中の金利が上がるため、お金の貸出(=借入)が減って設備投資や消費が減り、景気は落ち込みます。

その裏返しで、金利が上がればお金の預け先としての魅力は高まるため、国内の貯蓄や国外からのお金(外貨)の流入も増え、通貨価値は上がる(アメリカならドル高)ことになります。

加えて、中央銀行としては、利上げによって、将来景気が落ち込んだときに利下げをするためのバッファーを持っておくことができるでしょう。

ともあれ、リーマンショックによって世界で急にお金が回らなくなったことに端を発したアメリカの金融緩和が一段落したこと。およびその背景として、アメリカ経済の全般的な動向や、為替への影響について、FRBが比較的楽観的な見通しを抱いていることは窺えます。

日本では、世間にお金を流してデフレから脱却するために、ゼロ金利政策に加え、日銀が国債などの資産を購入して市中にお金を流す量的緩和など、いわゆる異次元の金融緩和を実施しています。(いわば、利上げの真逆です)

現状、デフレ脱却が最優先なのは理解できます。その一方で、海外からの投資対象としての魅力を損ねていたり、日銀の政策手段が縛られている現実もあります。

異次元の金融緩和も、いつかは終わります。その際に国民経済に大きな影響を与えないよう、政策担当者にあっては、ち密なソフトランディングの方策を考えておいていただきたいものです。



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