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最低賃金1500円を求めたデモ!その意味は? [労働]

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最低時給1500円を求めるデモに関するニュースです。安倍政権が打ち出した1000円よりも野心的な主張であり、パッと見荒唐無稽にすら見えます。

実際、最低賃金の大幅引き上げは、失業率上昇の懸念があり、すぐに実現するとは思えません。ただ、少子高齢化で労働力が不足する日本では、程度はあれどいずれは、労働力確保のため一人あたりの賃金上昇は避けられないでしょう。その注意喚起として考えると、ユニークだと思います。

企業は少ない労働力に高賃金を与えて利益を確保する方策を考えねばなりません。もちろん、相対的に低賃金の外国人移民活用も一案です。ただ、国内での治安悪化への根強い懸念があり、かつ、日本人ですら稼げる希望が少ないのに、呼べば外国人労働者がたくさん来るというのは、楽観に過ぎると思います。

結局、機械化や労務管理の合理化によるコスト削減と、サービスや製品の高付加価値化を避けては通れません。

これらには、当然、知恵と投資が必要です。もちろん、世界で戦う企業の競争環境は楽ではないし、人件費負担のことは考えたくないのが本音でしょう。

しかし、来るかどうかわからない低賃金の移民を待つよりも、消費者でもある身近な日本人を効率的に使う仕組みを考えた方が、現在および将来の日本経済にとってプラスにはなり得ると思います。

【参考ニュース】
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20151215k0000m040113000c.html



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