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潜在成長率がゼロ?日本の労働力不足について [労働]

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日本の労働人口について紹介した記事が印象的だったのでシェアします。記事によれば、製造業や運送業などは、従前から人手不足が指摘され、経済成長に負の影響を与えるリスクが高まっていることに加え、サービス業の人手不足がさらに広まることが懸念されています。その一方で、企業の需要予測は悲観的であり、積極的な採用が難しいことも現実です。

個人的には、省力化および労働のユニバーサルデザイン化への投資が最優先だと思います。記事では、IoTやAIの活用を目指す企業においても、それを活用できる人材がいないことが問題とされています。しかし、現在多くの人がPCやスマホを使っている時代、インターフェースの改善の余地はまだまだあるはずです。また、高齢者や女性が働きやすい労働環境整備や労働管理の方法も、まだ研究し尽くされたとはいえないのではないでしょうか。

さらに、労働環境の適正化も課題です。違法な超過残業などの是正は、まだまだ道半ばのはずです。省力化投資や労働環境の適正化を通じ、少ない人数で高い付加価値を提供することができたならば、労働者の賃金も上昇させることができ、マクロ経済的にも良い効果をもたらすでしょう。このような労働環境であれば、技術や専門知識を持った有能な外国人労働者は、むしろ日本で働くことを望むはずです。

もっと言えば、人手不足を理由に廃業せざるを得ない企業から、顧客や技術、ノウハウなどを継承させるためのM&A支援も必要になるでしょう。

いささか順不同につらつら並べてみましたが、世界に例の無い少子高齢化を歩む日本は、いわゆる課題先進国です。これまでの成功体験に捕らわれず、かつ、悲観しすぎず、出来る取り組みを一つ一つこなしていくことが必要なのだと思います。

【参考記事】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170623-00000054-reut-bus_all


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