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シャープOBが各メーカーで活躍!人材の有効利用とは [経済]

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経営再建中のシャープを退職したOBが、日本の各メーカーで活躍しているというニュースです。

【参考】
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20161002k0000m020127000c.html

記事によれば、モーター大手の日本電産では100人以上、農機大手のクボタでは30人以上、シャープOBを採用しているそうです。確かに、製品市場での評価はあれど、シャープは常にユニークな製品を世に送り出しており、製品開発力や企画力を備えた人材は他の企業でも必要とされるでしょう。

これに対し、鴻海傘下となったシャープも人材の引き留めに必死となる一方、世界的なリストラのための人員整理は7000名におよぶとの話もあり、社員の士気向上に苦戦している模様です。

シャープが経営危機に陥った理由は様々ですが、こうしてOBが人材市場で評価されている以上、人材が社内にいなかったわけではないことは、間違いないと思います。その意味では、長年にわたり、それらの人材を活かしきれなかったマネジメントの責任は小さくないはずです。

うがった言い方をすれば、非効率な経営実態の下、生産性を上げられない事業に優秀な人材を抱え込んでいたとさえ言えるでしょう。

しかし、変に救済措置を続けず、シャープの経営危機を表面化させたおかげで、OB達は新たに評価される新天地を見つけることができ、シャープ単体では人材流出であっても、人材市場全体としては活性化したといえます。

現在、いわゆるアベノミクスによるデフレ脱却と経済活性化が必ずしも進んでいるとは言えない状態です。優秀な人材を人材市場に解き放ち、より必要とされ、高い待遇が与えられる勤務先を選べるようにするため、労働市場や企業経営の改革も、政策として、合わせて進めるべきだと思います。




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