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成功か失敗か?アベノミクスの現在・過去・未来 [経済]

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アベノミクスに関する論評記事がユニークだったのでシェアします。

約四年間、物価上昇目標は達成できず、賃金や所得の上昇を実感できたと感じている層が少ないことから、国内では、金融緩和と成長戦略を両輪とするアベノミクス失敗の喧伝が盛んになされています。一方で、海外の論調によれば、「宣伝過剰だけれども過小評価されている」(エコノミスト誌)など、政治的安定を含め、一定の評価がされているのが現状です。

日本国内でも、個々の世帯や企業レベルでは色々あるものの、雇用はほぼ完全雇用に近づき、物価も、下落した原油エネルギーを除けば上昇傾向にあることから、マクロレベルでは、改善傾向にあると言っても良いでしょう。その意味では、他に体系的な政策群が無い以上、当面はアベノミクスの方向を継続する方が無難といえそうです。

やはり課題は、緩和によって流通する市中の民間資金で、投資と消費のマインドをいかに活性化させるかです。

様々な論点がありますが、個人的には、賃金上昇圧力の促進と、労働市場の流動性向上が突破口になりうると思います。前者は、消費拡大よりも、むしろ省力化にむけた企業の設備投資拡大の呼び水の効果を期待します。後者は、雇用の不安から否定的な見解もあるでしょうが、人手不足の局面であれば、むしろ人材獲得競争により賃金上昇傾向の加速につながるでしょう。

賃金や労働市場は、企業や労働組合等、様々な利害関係者があり、改革が難しい分野だと思います。その分、憲法改正を政治課題とする安倍総理がどこまで経済に本気か、試すべき試金石となりうるはずです。当面の政治的安定を得た安倍政権の優先順位が問われるのだと思います。

【参考記事】
http://blogos.com/article/186193/?p=1


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