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世界で一番ヒトを殺す生き物は?アース製薬の海外展開 [経済]

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殺虫剤メーカー最大手のアース製薬が、海外進出を本格化させるというニュースです。

2013年ころの数字ですが、殺虫剤の日本国内の市場は概ね1000億円だそうで、さらなる拡大を図るには海外需要の取り込みが不可欠というところでしょう。

温暖化による生態系の変化で、蚊をはじめとした、病気を媒介する生物へのさらなる対策が必要になる他、生活水準の向上によって、これまで新興国で問題とされてこなかった虫などについても、駆除が求められることになるはずです。

インタビューによれば、新興国では高付加価値は望めない一方で、市場の広がりに期待するとのこと。うまくいけば、いささか畑は異なりますが、新興国でのBOP(主に貧困層を指す)向けに成功した味の素などと同じような普及を見せるのではないかと思います。

ちなみに、病気を媒介にして、ヒトの生命を一番奪っている生物が蚊だという指摘。新興国の労働市場の大きなボトルネックの一つが健康問題であり、蚊などが媒介する病気もその一因です。日本企業の活躍で、新興国の人々の健康が守られ、生活が豊かになることを素直に期待したいと思います。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160724-00000012-fsi-bus_all


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