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デフレ脱却のケーススタディ?ガリガリ君の値上げについて [生活]

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もはや国民的アイスキャンディーと言っても過言ではない赤城乳業の「ガリガリ君」。4月1日出荷分から実施された値上げは、その印象的なCMとともに話題になりましたが、ふたを開けてみれば10%の売り上げ増とのこと。価格が上がれば単価が増す代わりに数量が減るというセオリーに反するその事実には、率直に驚かされました。

参考記事では、値上げにいたるコスト構造やその削減努力などについても触れています。赤城乳業の場合は、コスト削減努力に加え、謙虚な姿勢と丁寧な説明による値上げプロセスが、ブランドイメージを守り、消費者の商品離れを防ぎました。さらに言えば、むしろ値上げによって誠実なブランドイメージを向上させた稀有な例といえるのかもしれません。

現在、人件費の上昇などにより、多くの企業は値上げを余儀なくされる状況にあると思います。また、個々の企業の適切な値上げは、企業の利益を確保し、賃金上昇や投資につながります。その意味では、経済全体のデフレ脱却と成長にとっても、企業がコストを適切に価格に反映させることが必要なはずです。その一方で、売り上げ減少への恐れから値上げができず、ないしは値上げに失敗し、その分従業員の労働時間等にしわ寄せが行くような、いわゆるブラック企業のような事態もあり得ます。

やはり、値上げには誠意と作戦が必要です。「ガリガリ君」の例は、企業が消費者の心を繋ぎとめながら適切な値上げをするためのケーススタディと言って良いのかもしれません。

【参考記事】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160509-00116532-toyo-bus_all


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