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非難すべきか否か!?小児性愛者向け人形について [その他]

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小児性愛者向けの人形に関するニュースが興味深かったのでシェアします。精巧な少女の人形が、主に性的な欲望を満たすため、日本で製作され、輸出されているとのこと。日本国内ではなぜか大きな話題とはなっていませんでしたが、記事によれば、海外では大きな議論となり、この種の人形の輸入規制を求める声が高まっている国や地域もあるそうです。

製作者側の主張は概ね次のようなものです。この人形により、小児性愛者の欲望を合法かつ倫理的解消する手助けをしている。また、ごく一部を除き、小児性愛者の多くは勤労し、納税をし、社会に貢献している一般市民であり、小児性愛者に対し差別的な意識を持つことは妥当ではないこと。一度生じた欲望を完全に消し去ることはできないこと。多くの小児性愛者自信も悩み苦しんでいること。欲望は禁止、抑圧ではなくコントロールすべきものであること、など。

一方、規制を求める側は概ね次のように主張します。このような人形の存在により、小児性愛の欲望自体を認めることになる。精巧な少女の人形により性的衝動がさらに高まる懸念がある。精巧な人形が欲望を抑止することに役立つことにならない、など。

いろいろあるでしょうが、結局のところ、小児性愛という欲望の存在を認めるか否か、またはすでに存在する欲望を禁止すべきか管理すべきか、というところが、主な論点なのだと思います。

確かに、子供の性的虐待の被害は防ぐべきだし、未成年との性的接触の規制は理解できます。また、実在する未成年を対象にした児童ポルノの規制も同様です。加えて、いわゆる非実在青少年のポルノ表現の中には、正直かなりショッキングな内容のものがあることも事実でしょう。小児性愛を認めたくない人が、精巧な人形が性的に使われていることに対し大きなショックを受けることは、想像に難くありません。

それでも個人的には、小児性愛やその表現の規制を考える際に、小児性愛自体を悪として忌避、回避、弾劾するだけではなく、それを理解するアプローチも併せて必要ではないかと思います。小児性愛という感情自体がこの世界にあることは事実であり、将来はともかく、それを根絶させることは容易ではありません。小児性愛者も、そうでない人も、例えば自分の子供が性的被害に遭うことを望む人はほとんどいないでしょう。また、小児性愛者だって自分が刑事罰を食らうリスクを最小限にしたいはずです。

そうであれば、小児性愛者とそうでない人との間に共通の利害もありうるわけです。

小児性愛者を排除するのではなく、同じ目的のために何が出来るかを話し合う、カウンターパートと認めることから話が始まるのではないかと思います。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160411-00010004-bfj-soci&p=1


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