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追う北海道、引き離す新潟。ブランド米の行く末は? [経済]

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「こしひかり」をはじめ、長らくブランド米の王者とされてきた新潟県を、北海道が猛追しています。末尾参考記事によれば、北海道では、ブランド米「ななつぼし」「ゆめぴりか」が高評価を受け、増加傾向の作付面積や出荷額でも新潟に肉薄。一方新潟も、新ブランド「新之助」を提供し、負けてはいません。

北海道、新潟ともに、品質管理だけではなく流通やマーケティングにも配慮しており、農業の市場競争が本格化してきた模様です。食糧管理制度を頂点とした各種規制に守られてきた農業、特に稲作に創意工夫が持ち込まれるのは、率直に歓迎したいところです。政府は、創意工夫の障害となる規制の撤廃を検討するとともに、表示偽装など、公正な競争を歪める行為を厳格に取り締まるべきだと思います。

目を海外に転じれば、日本の農林水産物全体の輸出額は約7000億円(だいたい東証一部企業の売上規模で上から200番目くらい)。コメに限れば、前年比56%増加したとはいえ22億円程度であり、まだまだ拡大の余地はあるはずです。一方で、日本の農業経営全体の傾向は、後継者不足やノウハウの共有不足など、決して楽観できません。

農業をいかに稼げるようにするか、稼げない農業をどこまで保護すべきなのか、TPPの批准を踏まえ、議論や政治的な意思決定が必要な分野ではないでしょうか。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160203-00000039-mai-soci


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