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カギは軽自動車?トヨタの新たな提携戦略について [経済]

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自動車最大手、トヨタの合従連衡を巡る解説報道です。現時点(28日午前)で正規のリリースはされていませんが、トヨタは、グループ会社ダイハツの完全子会社化(上場廃止)とスズキとの資本提携の動きが進めているとされています。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160127-00000001-fsi-bus_all

トヨタとしては新興国市場への足掛かりのため、インド市場に強いスズキとの提携は望むところであり、かつ、VWとの提携を解消したスズキも代わりとなる提携先を探していたはずであり、この点は相思相愛だと思います。

一方記事にもあるように、ダイハツとスズキは軽自動車市場において国内で抜きつ抜かれつの熾烈なシェア争いをしています。また、インドではスズキが断然優位であるものの、マレーシアやインドネシアにおいて、ダイハツは確たる商圏を築いています。

報道のような動きが進めば、必然的に、国内外のダイハツの軽自動車市場を徐々にスズキに譲り渡していく動きになるでしょうし、ダイハツ関係者のモチベーション維持が課題でしょう。

繰り返しますが、本件、28日午前時点で関係各社が正式にリリースしたものではありません。その意味では、内部関係者が記者にリークして観測気球を上げたものと考えられます。ここ数日の各社の株価の動きや投資家の動向が、今回の再編を巡るカギになるのだと思います。



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