SSブログ

尖閣諸島は5日で中国に奪われる?!米シンクタンクのシミュレーションについて [国際]

スポンサーリンク




米シンクタンク、ランド研究所の上級アナリストが尖閣諸島を巡る日中の軍事衝突についてシミュレーションを行いました。それによれば、5日間ほどで中国軍が尖閣諸島を確保という、日本にとりいささかショッキングな結果が出た模様です。

注目すべきは、海域における軍事衝突以外に、中国によるサイバー攻撃などで日米の経済機構に打撃が加えられることと、日米安保体制にも関わらず、米国は中国との全面戦争を望まず限定的な介入にとどまるという見通しです。また、このシミュレーションの結論においても、米国は尖閣を巡る日中の軍事衝突について無視すべき、としているそうです。

いわゆる安保法制の議論では「アメリカの戦争に巻き込まれて日本人が死ぬ」という趣旨の反対意見がありましたが、アメリカでも、日本の戦争に進んで巻き込まれたくないと考える人々が相当の割合で存在するのは自明でしょう。

中国は尖閣諸島への軍事的威嚇を繰り返している、いわば顕在的な脅威です。何らかの口実があれば、中国はおそらく国家として軍事力を行使するでしょう。もちろん、人命の危険を考慮し、日本として、尖閣諸島の領有権を軍事力を用いて争わないという決断も、一つの選択肢として存在はありえまう。ただ、軍事力で確保した尖閣諸島を中国が外交交渉で返すと考えることはできません。その結果、自由な貿易や往来を支える日本のシーレーンは中国に大きく制限されることになります。また、軍事力による領有権の現状変更に対し、自衛力を持つ日本が抵抗をしないということは、領土と国民を守る国家としての存在意義を失うことになります。

歴史をかんがみれば、軍事衝突の少なくない割合は、軍事力のアンバランスから生じます。日本としては、尖閣付近に展開される中国の軍事力の拡大に見合った軍事力の拡大は避けられないでしょう。また、日本の軍事力を補完するため、日米の安全保障体制を緊密にすること、もう少し意地悪な言い方をすれば、アメリカを日本の紛争に巻き込むための布石を打つことも大切です。

しかし何より重要なのは、中国が現状の世界秩序を自国中心に変えることを切実に願い、かつその実現に向けて威嚇や恫喝を含めた軍事的手段の活用を躊躇わないという単なる事実を、日本人として認識することだと思います。

【参考記事】
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160127-00045849-jbpressz-int&p=1


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました