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難民移民その前に。ワラビスタンのクルド人 [国際]

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埼玉県蕨市に住む在日クルド人に関する取材記事です。

【参考記事】
http://news.yahoo.co.jp/feature/94

記事によれば、蕨市には在日クルド人の約半数、1000人ほどが暮らしているとのこと。彼らの多くは出身国での差別や迫害にあって国外に脱出した人々のようですが、難民認定の厳しい日本では、その多くが入管による「仮放免」、つまり不法滞在者ではあるがお目こぼしをもらっている状態だそうです。

もちろん、仮放免は正規の在留資格ではなく、就労や移動などの活動が制限されます。とはいえ、就労しなければ生活費が無いため、記事ではクルド人コミュニティで紹介される仕事を通じて生活費を得ている例が挙げられています(これはこれで違法ではないのかと気になりますが・・・)。おそらく、このような形で、事実上日本で就労して生活をしている外国人は相当数いるのではないでしょうか。

少子高齢化で労働力の減少が懸念される日本では、経済界を中心に移民の受入れに積極的な意見が見られます。ただ、すでに現在日本で暮らし、日本で働き、日本で税金を納める意欲が高いと判明した外国人に適切な法的地位を与えて頑張って働いてもらう方が、やみくもに移民を募るよりも合理的ではないでしょうか。難民や移民の積極的な受入については、治安や文化的衝突の観点から、やはり躊躇せざるを得ません。

やはり、今すでに日本にいる地位の不安定な外国人をしっかりと日本社会に同化させる仕組みづくりが最優先なのだと思います。記事によれば、ワラビスタンのクルド人の方々は、地域ボランティアなどの活動にもいそしんでいるとのこと、制度に加え、地域社会や学校、職場でのきめ細やかなコミュニケーションも必要なのでしょう。



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