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またも巨額損失?!GPIFによる21.5兆円損失の根拠は・・・ [経済]

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GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の年金運用実績で21.5兆円という巨額の損失が出たと一部報じられましたが、当該損失については、事実に基づくものでは無く、SNSの書き込みが拡散した結果であることが明らかになりました。ちなみに、当該書き込みの元ネタは、2014年12月に提出された民主党の長妻昭議員の質問主意書に対する政府答弁。そこに記載された推定損失金額の最大が21.5兆円であったことからのようです。ともあれ、少なくとも1年以上前の情報ということになります。

もちろん、年金の運用に関心や不安を持つのは自然な感情ですし、損失が出れば批判したくなるのは当然でしょう。しかし、運用をするからには、いついかなる時でも損失は無い、という状況は非現実的です。債券で運用すれば債券価格に、不動産投資で運用すれば不動産価格に影響を受けます。今回はその株式版でしょう。その意味では、株価が下がったら運用に損失が出る、というのは、雨が降ったら天気が悪いと同じはずです。

ただ、程度問題はありますし、ずさんな運用がされないよう運用状況を監視しておくことは大切です。また、運用実績の低調が続くようならば、ポートフォリオの組み換えや、場合によっては関係者の責任問題になるでしょう。ともあれ、GPIFの四半期ごとの運用実績は、利益も損失も含め、Webサイトで公開されています。なお、GPIFが市場での年金運用を始めてから昨年の7~9月期までの累積運用状況は、約45兆円のプラスです。

今後の株安で収益が目減りする可能性は高いでしょう。しかしまずは、報道や拡散情報に囚われず、その根拠となる一次情報を定期的に自分の目で見て、定点観測をし、傾向を見極めることが重要なのだと思います。

【参考記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160121-00000001-wordleaf-soci&p=1


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