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がんと放射線の因果関係は?リスク比較の視点も [その他]

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原発事故後福島県浜通りで継続的に医療支援を続けている血液内科専攻の医師が、甲状腺がんと原発事故との因果関係について、消極的である旨述べています。

理由は、チェルノブイリと比較した一定期間内の被ばく量の少なさと、甲状腺がんで初めての大規模検査によりこれまでみつからなかった人々がそう診断されたスクリーニング効果の2点です。

福島の原発事故では、放射線による「確定的影響」(一度に大量に被爆したことによる健康被害)は報告されておらず、「確率的影響」の有無が焦点になります。

確率的影響については、専門家の間で意見が分かれますが、がんについては他の要因(ストレス、飲酒、喫煙、肥満など)との関係で放射線だけ突出して影響があるとは言えないというのがコンセンサスのようです。

したがって、震災を契機として病気で亡くなった方の多くは、放射線ではなく、避難生活など生活環境の急変によるストレスによるものが少なくないと考えられます。

放射線のリスクを正しく理解することは重要ですし、放射線による健康被害を恐れるのは当然です。

しかし、そのリスクを絶対化して強調しすぎることは、非効率な資源配分につながり、復興の大前提である経済や産業を破壊してしまいかねません。放射線リスクと他の生活上のリスクを比較してみる視点も必要だと思います。

【参考】
http://blogos.com/article/155791/


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