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【コラム紹介&感想】左派運動はなぜ力を持たなかったのか? [政治]

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モーリー・ロバートソン氏が、2011年以降の日本のいわゆる左派(特に反原発・反安倍)運動が、選挙を通じて具体的な影響力を持つ前に力を失っていく経緯を解説していたのが興味深かったのでシェアします。

【参考コラム】
http://blogos.com/article/151911/

氏は米共和党のトランプ氏と彼への支持を引き合いに出しながら、左派運動において、必ずしも専門家ではないオピニオンリーダーの意見などに日本の大衆がいかに「扇動」されたかを語り、増山麗奈氏の例などを挙げ、支持を得たと錯覚した左派運動が、いかに堕落して支持を失ったかを示しています。最後には、大事件、大事故が起こった際の極右ナショナリズム高揚の可能性が指摘されました。

個人的には、氏の指摘も無いわけではない、くらいには主負います。今次の左派運動が罪深いのは、運動が力を失う中で、現行政府の政策が、消極的ではありながら全面的に支持されてしまうことにあります。

左派右派問わず、政治運動は、いつの間にか運動継続と仲間作りが目的になりがちです。しかし、現行制度上は、どんなにデモを行おうが座り込みをしようが、選挙で代弁者を当選させなければ、政策的に大きな意味を成しません。

政府の政策に説明を求め、知識に基づいて批判するのは、左派だろうと右派だろうと必要なことです。重要なのは、運動を通じて仲間を集め政治を肴にうっぷんを晴らすことではなく、目的と知識と戦略なのだと思います。



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