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【雑談】つれづれ天ぷら、船橋屋 [食べ物系]

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どん兵衛天ぷらそばの後のせ天ぷら、いずこかの立ち食い蕎麦の天玉そばのかき揚げ、 新宿区役所裏いわもとQのいんげんや茄子、てんやの天丼、浅草伝法印通りの大黒屋の厚ぼったいお菓子みたいな天ぷら等々。

いずれも、それなりに好みではあります。

ただ、年に1~2回くらいは、天ぷら屋で目の前で揚げてもらうのを愛でたいのも人情でしょう。そんな天ぷら気分には、新宿の船橋屋を訪れることが多いかもしれません。対面には同じく天ぷら屋のつな八もあり、海老がワシャワシャいる生簀も楽しいのですが、なぜか頻度は船橋屋に軍配。

カウンターに掛け、酒で口元を湿らせつつ季節のネタを物色。せっかく来たからには、コースではなくお好みで揚げてもらい、だらだらと過ごしたいものです。

春ならたらの芽やふきのとう。夏には鱧や鮎。秋は茸の類がよく、冬では鱈の白子が嬉しいですね。もちろん、定番の茄子や穴子や海老も大いに歓迎。

白い制服の職人さんが太いすりこ木のような菜箸でざっと衣を混ぜ、ネタに着せ、銅製でしょうか、油湯気立つ大きめの鍋に滑り込ませます。鍋の中は、客からは仔細には見えないものの、職人さんの目と耳が集中している姿を見るのは良いもので。

少しすると、黄金色した揚げたての塊が白い紙の上に鎮座します。

船橋屋であれば、塩が三種類に天つゆと大根おろし。味だけであれば塩が好みですが、天つゆに軽く浸して衣が崩れそうになったところを食らう感触は捨て難いものが。

歯を当てれば衣がからりはらりと脱げ、胡麻油の香に促され、野菜なら野菜、魚なら魚など、 ネタはそれぞれの持ち味を口の中に存分に放射する感じ。天ぷらの美味さは、こうしてあっぱれ顕現いたします。

体調や気分によるものの、最後はかき揚げで締め。ほとんど油と粉のはずなのに、あくまで軽く香り高く、立ち食い蕎麦屋で食べ慣れたものとは種目が違う気がします。

船橋屋の天ぷらが日本一かというとそれほど天ぷら屋を知らないから何とも言えませんが、フツーのサラリーマンが天ぷら屋で天ぷらを食いたいときに、程よい店だとは思います。

あ~天ぷら食べたくなってきた。。。



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