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史上初の中台首脳会談。台湾と本土が統一されるときとは?

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先日行われた中台首脳会談の解説記事を読みました(末尾参照)。筆者によれば、台湾の若者層への意識調査で好きな国のトップが日本、嫌いな国トップが中国(共産党政権)と出た一方、ネットアンケートでは70%近い人々が中台会談を支持するなど、揺れる台湾世論を紹介しています。

台湾周辺海域の安定が死活的に重要である日本としては、中台間の武力紛争のリスクが下がるのはよいことです。ただ、台湾に対する中国共産党の影響力が強まれば、南シナ海の埋め立てのようなことが台湾周辺でも起ることが懸念されたり、歴史認識の問題が悪化することが予想されたりなど、喜んでばかりもいられず、頭が痛いところです。

近年の中国の台頭は、国境を越え、アジアに広がる華人全体の民族意識を刺激しており、共産党もそれを意識した国威発揚策を取っています。民主化が進む台湾ですぐに共産党中国との統一は考え難いでしょうが、台湾と中国本土が政治的に統一されることがあるとすれば、政体や経済合理性を越えた、中華民族の意識高揚という文脈においてなのかもしれません。

中台の関係改善が、両岸以外に、シンガポールをはじめとしたアジアの中華民族意識にどのような影響を与えるのか、興味深いところです。

【中台トップ会談の結果――台湾国民は大陸を選ぶのか日米を選ぶのか?】
http://bylines.news.yahoo.co.jp/endohomare/20151108-00051245/


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